2018/11/26

"The Farthest Desert"


4枚目となる新作のアルバム"The Farthest Desert"を、12月12日にリリースします。

今回は民族音楽やミニマルミュージックに触発されながら、サックス2本をどう使うか、リヴァーブによって陰影を描くにはどうすれば良いか、自分の弾けるピアノはどのようなものか、そしてスムースに時間をかけて音楽が変化して行くには、、など今まで出来ていなかったことに取り組みはじめた作品です。

メインのサックス奏者は、中村哲さんと新井一徳さん。ゲスト・ミュージシャンにマニュエル・ゲッチング、アルノルト・カサーを迎えています。

マニュエル・ゲッチングさんは、そっくりさんとかではなく、ご本人です。2年前からオファーをし、ついにはベルリンまで交渉しに行って、最後はお地蔵さんにお願いしまくり、叶いました。「念ずれば、現ず」。お地蔵さん効果に驚いた私は、以来友人が出産を控えていたりするとお地蔵さんにお祈りするようになり、また最近はベルリンに家族で住みたいと念じています。コツはだいぶ具体的な事を祈る事かな。実は自分に言い聞かせてる、って事もあるし……って、なんの話でしたっけ。

そう、マニュエル・ゲッチング先生について。

何年も前のある日に聞いた「New Age of Earth」に「私が聞きたいとずっと願っていた音楽そのものだ」と感動し、彼の音楽を研究しまくり、もしかしたら街ですれ違えるかもしれないとベルリンを旅した日(もちろんすれ違いませんでした)が懐かしいような、必然だったような、、、自分で巻き起こして行く事って、未知数ですね。だめでもともと、当たって砕けろ、ピンと来たら行動、が良い結果につながった例です。

コ・プロデュースにヒロシワタナベさん。Hiroshi Watanabe a.k.a. Kaitoさんです。師匠、友人、兄?、その全てのような、、とにかく、ヒロシさん無くしては今の私はいませんし、今回も最後までたどり着けませんでした。曲ごとに具体的に、または抽象的に、全体的な流れをアドバイスしていただきました。

プロデュース、作曲、ミックス、ゲストミュージシャン以外の楽器は全て私です(よくがんばったね!)。
 
こちらで部分的に試聴可能です。

ブックレットは20P。日本語/英語にて、私による序文と旅行作家である田中真知さんが書き下ろしてくださったエッセイが掲載されています。ジャケットと、ブックレット内に掲載されている砂漠の写真は、田中真知さんによるものです。

また今回はパッケージデザインをShun Ishizukaさんが手がけてくださいました。非常にキレる方で、ほぼ自由にやっていただきとても素敵なものが出来あがりました。ピンとくる人/できる人には丸投げ、の信条は良い結果を招く。デザインの力は本当に凄い、ということを思い知りました。

DISK UNIONTower RecordsHMVAmazon (敬称略)
現在、上記のお店でご予約承っています。

どうぞお手にとっていただけたら幸せです。

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