2013/05/01

Question : Are you Free?



エジプト行き(結局断念しましたが)を決意してから唐突に興味を惹かれてしまった、エジプトにおいてのキリスト教である「コプト教」については以前ブログにも書いたと思いますが、それ以来「僧院」や「祈り」、また「宗教建築」に引き続き興味を持って、宗教を問わずことあるごとに調べたり見たりしています。(もちろん本で。ちなみに『モノフィジットの僧院世界』と言うTOTO出版の本が素晴らしい!!古本で1万以上するけれど思い切って手に入れようか・・)

私自身は無宗教でして、逆にその気軽さからこんな風に色々調べる事が出来るのだと思いますし、そもそも真に敬虔な信仰心と言うものは、自然に対して感じるような感情なのかなと思うので、それはある意味芸術と同じだと思います。

さてそんな流れのなか、最近はチベットの仏教音楽になんとなしに惹かれており、それに関した音源や本をつまみ聞き&読みしています。・・と思った矢先に、チベット・フェスティバルなるものが今日を皮切りに護国寺にて6日まで開催と言うではありませんか!ラッキー!早速下見に行って参りました。

会場は護国寺と言うお寺で、本日は生憎の雨。私のお目当てはチベット高僧による無料の講演で、それは雨のためにテントの下で行われました。人は少なかったですが、その分本当にチベットに興味があるのであろうと思われる人々が集まり、真剣に聞き入っていました。(1人、あれ?なんでお坊さんがお客さんの中に居るのかな?と思う人がいましたが、その人はただそう言う服を着ていただけでした。顔つきも日本人とそう変わらないし、紛らわしいよ!)

がしかし講演自体は、高僧の方の講演と言うよりはインタビュアーの方による質問形式だったため、そうディープでは無いなと思ったのは私だけではないはず。お客さんの質問コーナーでは、結構マニアックな質問をされている方もいましたが、私は何せにわかなので、「あなたにとって祈りとは何か」など聞きたいな、と純粋に思いました。もしあの高僧の方とばったりどこかで会ったら聞こう・・

それはともかく、私にとっては彼らの眼差しや僧衣や、砂絵を描いているときにかすかに鳴る金属のあたる音、そしてお香の香り、仏教タペストリー?の物凄く深いブルーのシルクの色など、感覚として美しいと感じる所がいくつもあり、とても良かったです。

「真実」は僧院の中には無い、と言う言葉が少し実感できました。

チャムと言う仮面舞踏は最終日までに観に行かないと。

3 件のコメント:

頑固親父 さんのコメント...

信仰に関しては殆どの日本人って縁遠い物だと思う。
私の場合は、親父が亡くなったことで、家としては浄土真宗本願寺派(お西)と判り、たまに親父の眠る納骨堂へ行って瞑想することもあるけど、東京から北海道に戻ってからは、大自然のすばらしさを味わうほどにアイヌ民族同様、自然自体が神・・・の感覚です。
実際、仏教の住職を見ると金儲け中心の人が多すぎてね。

Mami Konishi さんのコメント...

そうですね、私も東京生まれ東京育ちのわりに、惹かれるものはアニミズム的な感覚を持つものばかりです。ネイティブ・アメリカンにしても。金儲け好きの住職より、一羽の鳥の方がよほど潔く自由で美しいですよね(笑)

匿名 さんのコメント...

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