2011/05/21

in the light of the miracle



美しい曲は数あれど、アーサー・ラッセルのin the light of the miracleが今、私の中で最も輝かしく美しいです。すべての音、一音一音が生命を持って輝いて、陰影を持ち、お互いに息づいている事。そしてジャケットのイメージか、海の底から太陽の光をのぞむような、とても明るく光に包まれているような音。 そして常に雨が降ってくる気配のような空気が漂っている音。



ピアノを始めた始めの始めの方から、音への多彩な感性を同時に学んでいたはずであるので、今はそれを必死に思い出そうと思います。リズム、コード、メロディの周りにあるもの(空気)は、生き物であれば本来もともと感じて生きているものですが、イメージばかりに気を取られ、どうも耳が塞がっていたような気がしています。 これらを譜面にしようと思うと、もの凄い詳細に書き込まなくてはいけなくなると思います。自分のイメージを完璧に表すには、詳細に詳細に命を込めなくてはいけないなあ、と今更ながらに思います。そんな事を思い出させる、美しい曲です。

0 件のコメント: