2010/12/22

taste and quality



一番最近、メールなどではなく『手紙』を書いたのはもういつの事か思い出せない。年賀状はまあ、手紙と言えなくもないのだけれど、それすらもちゃちゃっと書く程度なので、きちんとした手紙なんぞ本当に何年も書いていない。

実はここ何年か、私宛にではないのだけれど、我が家に定期的にある方から手紙(と心のこもったプレゼント)が届くのだけれど、私はここまで純粋な心を打つ手紙というものを、それまで読んだ事が無かった。常々、ここで紹介出来たらどんなに良いかと思ってるのだけど。

それは言葉の専門家が描く様にハッとする表現が使われている訳でもないし、心躍る様な体験談が綴ってある訳でもなく、ごく普通の言葉で、ごくシンプルに、その方の生活の中で思っている事を、ただ確かに心がこめられた(としか言い表せない!)言葉で、丁寧に書かれている手紙。

何故ここまで心に染み入ってくるのか、と思う。
ただ、その方の丸々全ての想いが、一寸の曇りも無く表されているだけで、
言葉は人に染み入って行くのでしょうね。

こういうものを、ザヴィヌルの言う所のテイストやクオリティと言うのかと思う。

続く(いずれ)

2 件のコメント:

頑固親父 さんのコメント...

話しは逸れてしまうけど、原作を読んだ後で映画化された物を見ても期待を裏切られることが多い。ノンフィクションでも、そうなのだから。。。。
と打ち込みながら、自分の場合は大学生活を関東で過ごす娘に手紙を書いている事を、思い出す。

Mami Konishi さんのコメント...

頑固親父さん

言葉の方が詳細に表現出来るんでしょうね!
そして、私は記憶の限りでは父に手紙をもらった事がありませんね・・
それも、離れているからこそでしょうか
すてきな話をありがとうございます!