2010/03/20

We Want MILES



久々に写真家の坂本さんと、マヨさんと共に打ち合わせ兼、談義をする。
この3人の会話は、レアでなんとも絶妙な空気なんですが、かなり楽しい。
坂本さんの芸術家オーラに、いつも最初ちょっとドギマギするー!

その後マヨさんとまた長時間のロングセット・トーク。

ひょんな事からマイルスの話をし始めたら、マヨさんが興味を持つもんで、
嬉しくなってどんどんマイルス話を展開させた。

マイルスの名言の1つとして、彼のスタンスを象徴するものがあって

それは、「ミュージシャンとして成長し続けたいのなら、
今の時代に何が起こっているかに、オープンでなければいけない」

というもの。

その思想に最初は狂信的であったけれど、今いちど冷静に考えると
特に今、こういう意思が必要とされているんじゃないかと思う。

星新一の話で良くあるパターンとして、かつては栄えた文明の
老年期を描く作品があるけれど、
そういう現象に陥っているかのような風潮をすごく感じる時がある。

もちろんマイルスの生きた時代より、更に色々なものが進化して行っている今
全く新しいものを求めて行く事はとても苦難だと思うけれど、
言い換えればひとつひとつの事柄に、
どんどん歴史が積み重なって行っている訳だから、それらを深く深く、
本質まで掘り下げて行く事が、新たなものを求める意思に繋がると思う。

良いお手本は既に、誰でも手の届く所にたくさんある。

単に、そういう方がより世界を楽しめると思うだけなのだけど。

マイルスはまた、「演奏する状況が気に喰わなかったら、音楽を変えろ」
と言っていて、マイルスの場合はファッションから変えたのが
半ばギャグとして、半ば真剣な教訓として心にのこる。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

親父の形見としてアナログのマイルスが勢揃いして居るんだけど・・・・
自分のベスト版は「死刑台のエレベータ」サントラだな~。
HIRONORI

Mami Konishi さんのコメント...

Hironoriさん

それは、羨ましいです!
マイルスのBOXセット買おうかと思っているくらいですから。