間もなく2012年が終わろうとしていますが、これが2212年だとしても恐らくそうは変わらない挨拶を人々は口にしながら、果てしなく年を重ねていくのだろうなあ、なんて思っています。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年は思いもよらず(思いもよらぬ場で)ライブを重ねる事が出来て、その為に次に続くアイディアも出てきましたし、ミンガスとしては今までにない快挙の1年だったと思います。来年は制作中心の年になると思いますが、これからもマイペースな活動にお付き合い頂けたらこれ以上嬉しい事は無いです。
年の暮れの夕暮れの中Derrick MayのKaotic Harmoneyを聞きながら、思う事。
私はデリックの音楽でこの曲が1番すきなのですが、、というよりこの曲に如実に彼のビジョンが表れていると私は思うのですが、、この音楽が流れてくるとどうしようもない郷愁の念の渦に魂の全てが包み込まれてしまうような感覚を覚えます。
変な言い方ですが、(私には1番正しく言いえている言い方だけれど)、魂というのか生命の源のエネルギーと言うものは、ここから生まれてやってくるんだなあ、と思える音楽です。
だから、「故郷を思う」と言う意味を超えた「郷愁」をどうしようもなく感じてしまうんだと思います。
どのような種類の音楽も在りえますが、私はむしろ音楽の可能性よりこの郷愁を生涯追い求めたい。幻想を抱いて生きることは私の望むところではなく、現実のすぐ向こう側にある夢、現実と平行して存在しつづける夢をみながら、それを表していく事こそ、私の意志の望むところです。
それでは、皆様どうぞ良いお年を!